永久凍土が解け、毛が残された状態のケブカサイの子供が発見される(ロシア) (1/4ページ)
永久凍土が融解し毛がふさふさのサイ、ケブカサイの子どもを発見 image by:The Siberian Times
これまで永久凍土に覆われていたシベリアの大地だが、温暖化の影響で融解が進んでいる。そして明らかになりつつあるのは、ツンドラが先史時代の動物の紛れもない墓場であるということだ。
サハ共和国で今回新たに発見されたのは、約2万から5万年前の氷河期に生息していた「ケブカサイ」の子供だ。ほぼ8割が無傷という非常に良好な保存状態だったそうだ。
死後数万年が経過しているというのに、赤茶色のふさふさとした毛のほか、4本の足、腸といった内臓のほとんどがそのまま残されている。サハ共和国で発見されたものだけでなく、世界的に見てももっとも状態の良いケブカサイであるとのことだ。
・推定年齢3~4歳。おそらく溺死したケブカサイの子供
「3、4歳の子供で、死んだ時点でもう母親と一緒には暮らしていませんでした。死因はおそらく溺死でしょう」と、ロシア科学アカデミーの古生物学者ヴァレリー・プロトニコフ氏は説明する。
「性別はまだわかりません。生きていた詳しい年代は放射性炭素年代測定待ちですが、おそらくは2万から5万年前でしょう。」
毛並みはところどころ抜け落ち、泥だらけだが、それでも豊かに生えそろっていた当時の姿を想像することができる。はっきりとは断定できないが、どうも夏毛である可能性が高いようだ。