新たに発見されたドラゴン人(竜人)は現生人類に一番近い親戚である可能性 (4/5ページ)

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 それが埋まっていた地層は、更新世中期(250万年から1万1700年前)から完新世(1万1700年前から現在)のものだと推測される。また放射年代測定の結果は頭蓋骨が14万6000年前ものであることを示している。

 こうした時間軸を考慮すると、ホモ・ロンギはホモ・サピエンスといった他のヒト属の仲間と同時代に生きていた可能性もあるという。更新世中期のハルビンは木々の生えた氾濫原で、ホモ・サピエンスと同じく、哺乳類や鳥類を狩り、野菜や果物を集め、もしかしたら漁業なども行ってかもしれないと研究グループは推測する。

 またホモ・ロンギの大きさや中国北東部という発見場所から推測すると、寒く厳しい環境でも生存でき、それのためにアジア中に移住しやすかったと考えられるという。
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image credit:Chuang Zhao・ドラゴン人の正体はデニソワ人なのか?
 ただし、これが新種の人類であるという説は、少々言い過ぎではなかろうかと疑問を呈する研究者もいる。新種ではなく、すでに知られている「デニソワ人」ではないだろうかというのだ。

 デニソワ人は、ハイデルベルク人の祖先から進化し、60万年前にアフリカからユーラシア大陸へ広まったとされるヒト属の一種だ。

 ハイデルベルク人はヨーロッパではネアンデルタール人に進化したが、アジアではデニソワ人に進化したと考えられている。

 フランス、エクス=マルセイユ大学の古人類学者シルヴァナ・コンデミ氏によれば、デニソワ人がアジア出身で、今回の頭蓋骨と同じ時期に存在していたことを考えれば、ドラゴン人がじつはデニソワ人である可能性はかなり高いという。

 スペイン国立自然科学博物館の古生物学者アントニオ・ロサス氏もこれに同意する。
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