新撰組「10の謎」を全解明する(2)「女とマッパ」現場を襲われた芹沢鴨 (5/8ページ)
近藤勇は大石内蔵助に傾倒していて、大石の遺品などを集めていたというほどの忠臣蔵ファンでした。一方、羽織の地色を浅葱色という水色にした理由は、一切史料がないので本当のことは謎というか、わかっていません。しかもこの浅葱の羽織は、現在に至るもただの1枚も見つかっていなくて現存しないのです。一説には、浅葱色は切腹の時に着る裃(かみしも)にも使う色なので、常に死を覚悟していることを表すためにではないかと言われています」
【謎其の七】総長・山南敬助はなぜ粛清されたのか?
新選組は常に分裂の危機をはらみながら、脱走した隊員には切腹を申し付けるなど、土方歳三が作ったとされる「局中法度(きょくちゅうはっと)」などの鉄の規律で隊士達を締め上げていく。河合氏が言う。
「近藤が藤堂平助(とうどうへいすけ)に紹介されて参謀として途中から参加した伊東甲子太郎(かしたろう)は、北辰一刀流の達人で、弁舌も爽やかで頭もいい。なので、どんどん伊東になびいていく隊員もいて、隊内のバランスが崩れていくことになります。