島原の乱では幕府の総大将!江戸初期の政治家・松平信綱の活躍と実績をたどる【後編】 (5/6ページ)
間もなく、徳川家では将軍が家綱に変わりますが、信綱はその後も老中首座として幕政を統括し、火災で焼失していた江戸城本丸の再建や、由比正雪が幕府転覆を図った慶安の変、老中暗殺計画が練られた承応の変を鎮圧するなどしています。
八面六臂と言ってもいいほどの凄い活躍ぶりですね。今で言えば、県知事・国土交通大臣・防衛大臣や警察長官を兼任している感じでしょうか。
「徳なし」の老中は全てを政治に捧げたさらに信綱は「振袖火事」と呼ばれた明暦の大火の発生を受けて、「17家の参勤交代を免除する」という決断を下しています。よほど緊急だったのか、彼はこれを独断で決めており、後に御三家の紀州頼宣に「なんで勝手に決めたんだ」と非難されます。