「鎌倉殿の13人」戦闘狂・源義経が大暴れの予感、木曽義仲主従の壮絶な最期!第16回「伝説の幕開け」予習 (11/12ページ)
「この日来、日本国に聞こえさせ給ひつる木曽殿をば、三浦の石田の次郎為久が討ち奉つたるぞや」
※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より
その名乗りを聞いた兼平は、まだ充分に戦えたものの、もはや戦う理由を失い自決します。
「今は誰を庇はむとてか軍をもすべき。これを見給へ、東国の殿ばら。日本一の剛の者の自害する手本」
※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より
戦う理由がなくなった以上、これ以上の抵抗は無益……「坂東武者ども、よう見ておけ!自害の手本を見せてやる!」兼平は大音声で叫ぶなり、太刀の切先をくわえて馬を飛び降りました。
その刃は兼平の喉を貫き、そのまま絶命したという事です。
終わりに以上、『吾妻鏡』と『平家物語』が伝える木曽義仲・今井兼平の最期を紹介しました。
すっかり気弱になってしまった義仲をどこまでも励まし、立派な最期を遂げさせてやりたい兼平の忠義は、後世まで乳兄弟の絆を示す鑑として伝えられます。
石橋山で裏切った頼朝の乳兄弟、山内首藤経俊(演:山口馬木也)に教えてやりたいですね。