「鎌倉殿の13人」戦闘狂・源義経が大暴れの予感、木曽義仲主従の壮絶な最期!第16回「伝説の幕開け」予習 (4/12ページ)
義仲討つて兵衛佐に見せよや」
※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より
かねて噂に聞いているであろう木曽冠者を、今はその目に焼きつけろ。我こそは左馬頭(さまのかみ)にして伊予守(いよのかみ)、法皇猊下より朝日の将軍と讃えられた源義仲である。
そこにいるのは甲斐の一条次郎か、相手にとって不足はない。我が首級を獲って佐殿(頼朝)に見せてやれ……と義仲が百騎ばかりで突撃。すると一条次郎も負けていません。
「只今名乗るは大将軍ぞ。余すな者ども、散らすな若党、討てや」
※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より
野郎ども聞いたか、今名乗ったのは大将軍・木曽義仲。一人残さず皆殺しじゃ……とばかり、六千余騎で取り囲みます。
100対6,000……この60倍の兵力差にも怯むことなく、義仲たちは当たるが幸い、縦横無尽。
縦様(たてざま)、横様(よこざま)、蜘蛛手(くもで。×字)、十文字(じゅうもんじ)……好き放題に暴れ回って敵の大軍を突破すると、義仲たちは50騎ほどに減っていました。
次は土肥次郎実平(演:阿南健治)が率いる二千余騎の大軍へ突入。50対2,000で今度の兵力差は40倍。