「鎌倉殿の13人」戦闘狂・源義経が大暴れの予感、木曽義仲主従の壮絶な最期!第16回「伝説の幕開け」予習 (8/12ページ)

Japaaan

あの松の中で御自害候へ」

※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より

何をおっしゃいますか。全然お疲れではありませんし、愛馬も弱ってはおりませぬ。たった一着の御着背長(おんきせなが。着背長は大鎧の美称)が重いなんて気のせいにございましょう。

まぁ左様に感じられるのは、御殿に味方がいないから気弱になっているだけのこと……しかしご案じ召さるな。この兼平はまさに一騎当千、そこいらの武者千騎よりも恃みになりますぞ。

ここに矢が七、八筋(本)ほどございますれば、しばし時間を稼ぎます。御殿はあそこに見える粟津の松原へ入って立派にご自害召されますように。

人は必ず死ぬもの、大切なのはただ生き延びることより、いかに立派な最期をしめくくるか……少なくとも、往時の武士たちはそのように考えていました。

さすがは乳兄弟、まさに忠臣の鑑と言える兼平ですが、義仲はすっかり気弱になられてしまったご様子。

「義仲、都にていかにもなるべかりつるが、これまで逃れ来るは、汝と一所で死なんと思ふ為なり。所々で討たれんよりは、一所でこそ討死をもせめ」

※『平家物語』巻第九「木曽殿最期」より

本当は京都で死ぬはずだったのがここまで逃げて来たのは、そなたと一緒に死にたかったからだ。別々に死ぬなんて嫌だ。一緒に戦って死のうじゃないか……現代人としては理解できる心情ですが、それでも兼平は譲りません。

「「鎌倉殿の13人」戦闘狂・源義経が大暴れの予感、木曽義仲主従の壮絶な最期!第16回「伝説の幕開け」予習」のページです。デイリーニュースオンラインは、木曽義仲今井兼平鎌倉殿の13人吾妻鏡巴御前カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る