「鎌倉殿の13人」八重ロス続出でも落ち込んでる暇なし!続々と歪んでいく勝者たち…第21回「仏の眼差し」振り返り (2/12ページ)

Japaaan

仮に頼朝が調略を仕掛けて「泰衡を討てば取り立ててやる」と密約を交わしていたとでもいうなら別ですが、『吾妻鏡』にそんな記述はないし、劇中でも知らない様子でした。

頼朝のトラウマ?家人の裏切りによって討たれた源義朝。月岡芳年筆

ちなみに頼朝は父の源義朝(よしとも)が家人の裏切りによって命を落としており、その過去が裏切り者を許さない姿勢につながっているのだ……といった言及があってもよさそうなもの。

とにかく本作の頼朝はヘイトを集めるだけ集め、「天が与えた罰なら甘んじて受ける」と来るべき非業の死に向けて着々とフラグを立てていくのでした。

サブタイトルの「仏の眼差し」は、間違いなく頼朝にも向けられています。

殺すことはなかった?義経を懐かしむ御家人たちについて

さて、奥州で勝利を収めた御家人たちは酒宴の席で亡き源義経(演:菅田将暉)の思い出話に花を咲かせました。

「本当に殺さねばならなかったのか」「殺すことはなかったんじゃないか」

誰が言い出したか、次第に「九郎殿は強かった」「なのに平三のせいで死に追い込まれた」などと梶原景時(演:中村獅童)にヘイトが集まっていく展開。

しかしちょっと待って欲しい。

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