「鎌倉殿の13人」頼家&善児ロス続出、そしてがんばれ泰時…第33回放送「修善寺」振り返り (4/8ページ)

Japaaan

我が子が政争に巻き込まれないよう、早く鎌倉殿から退いて豊かな感性のまま和歌を楽しんで欲しいと願う政子。それに対して「自分が育てたのだから」と実朝を権力の道具にしたい本音が透けて見える実衣は平行線をたどりました。

政子の思いを受けた三善康信(演:小林隆。善信入道)はさっそく実朝に和歌の楽しさを伝えようと講義したものの、現れた実衣と仲章に撃退されてしまいます。

実朝に和歌の講義をする康信(イメージ)

ててててて、てててててててて……まずはリズムを楽しみ、感じるままに花鳥風月の美しさを詠むことを伝えたい康信に対し、和歌はあくまでも天子(天皇陛下)の崇高な理念(世のあるべき姿や臣民の幸せなど)を謳う政治の道具であると切り捨てる仲章。

確かに正論なのですが、いきなりそのレベルを求めるのは酷であるのと共に、崇高な理念を美しく謳う根源となる感性を養ってこそ歌才は開花するもの。

実朝をただ「都文化のうわべに憧れ、朝廷の言いなりになるロボット」としてスポイルしたいのか、あるいは単にドラマの嫌なヤツ演出なのかは分かりませんが、フィクションながらとても残念に思いました(せっかく実朝が面白がってくれそうだったのに……)。

ただし後世に伝わる実朝の歌風を見ると、万葉集を思わせるのびのびとした作品が多く、幼少時に軒の雨だれを一晩中眺めていた感性が損なわれていなかったのだと嬉しくなります(そのエピソードは多分フィクションですが)。

「「鎌倉殿の13人」頼家&善児ロス続出、そしてがんばれ泰時…第33回放送「修善寺」振り返り」のページです。デイリーニュースオンラインは、平賀朝雅源仲章北条泰時阿波局牧の方カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る