「鎌倉殿の13人」頼家&善児ロス続出、そしてがんばれ泰時…第33回放送「修善寺」振り返り (2/8ページ)
「あまり調子に乗ると、いつかしっぺ返しを食らうぞ。親父にそう言っとけ」
三浦義村(演:山本耕史)の忠告が時政の末路を予感させますが、一方りく(演:宮沢りえ。牧の方)はどこ吹く風。
「……北条は今や仇持ち、身を守るためには兵は大いに越したことはありません」
怨みを買っていることなど百も承知。周囲との協調など念頭になく、逆らう者とは全面対決を辞さない(というより、それを前提としている)姿勢に、天下に名高い悪女ぶりが表れていました。
そんなりくに煽り立てられる時政の危うさを察知しながら、それを諫めはしない義時に違和感を覚えます。このままだと畠山との衝突は避けられないものの、内心「父を(畠山粛清の)汚れ役に利用しよう」とでも考えているのでしょうか。
史実では重忠討伐に反対しているため、さすがに考えすぎだと思いますが……。
朝廷から送り込まれる御台所と教育係さて、北条一族の増長を喜ばないのは朝廷でも同じ。
たくさんの州浜(すはま。ここではジオラマ)を作らせ、各地の景勝を楽しむ後鳥羽上皇。