「鎌倉殿の13人」頼家&善児ロス続出、そしてがんばれ泰時…第33回放送「修善寺」振り返り (8/8ページ)
終わりに・第34回放送「理想の結婚」
骨壺から剥がれた「一幡」の名札に動揺して「しくじった」善児。恐らく文字も知らなかったのに、一幡が手習いしている文字の形を見て覚えてしまったのでしょう。
「この時を待っていた……父の仇!……母の仇」
トウに刺されて絶命する善児。その表情は、いつかこの日が来ることを待っていたようにも見えました。あるいは一幡の元へ逝けると信じていたのかも知れません。
これまで数々の暗殺に手を染めた善児の最期は、多くの視聴者の震わせたことでしょう(何なら頼家の死よりも反響が大きかった印象)。
さて、次週放送の第34回は「理想の結婚」。サブタイトルの主人公は実朝と坊門姫と思われますが、わざわざ「理想の結婚」なんて書くくらいですから、理想とはむしろ真逆の結婚劇が見られそうです。
また、そろそろ義時に「第3の女」が現れます。彼女の名前はのえ(演:菊池凛子)、『吾妻鏡』などでは伊賀の方(伊賀氏)と呼ばれ、やがて北条政村(まさむら。義時の五男)と北条実義(さねよし。後に北条実泰、同六男)を生みました。
そしてちょっと史実とは違います(遅れています)が、泰時と初(演:福地桃子。矢部禅尼)もこの辺で結婚しそうです。
義村「女子(おなご)との後腐れない別れ方について」
なんて言っており、泰時と初が後に離縁している史実をほのめかしているのでしょうか。
実朝、義時(再々婚)そして泰時?……次回はちょっと箸休め的な展開が予想されます。ただし例によって油断は禁物、心して見守りましょう。
※参考文献:
坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』NHK出版、2021年9月 佐藤和彦ら編『吾妻鏡事典』東京堂出版、2007年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan