「鎌倉殿の13人」葛藤する源実朝、深まる北条義時との対立…第39回放送「穏やかな一日」予習 (2/7ページ)

疱瘡を患うと、その平癒を願って疱瘡神を祀った。『疱瘡心得草』より
將軍家御疱瘡。頗令惱心神御。依之近國御家人等群參。
※『吾妻鏡』承元2年(1208年)2月10日条
【意訳】実朝の疱瘡は重く、その心身を衰弱させた。心配した御家人たちが見舞いに集まっている。
発病してから1週間以上にわたって苦しみ続けた実朝。これはもう、助からないかも知れない……かつて源頼家の病気がそうであったように、鎌倉殿に何かあれば、再び始まる後継者争いを予感していたのかも知れません。
それから更に2週間以上が経った2月29日、ようやく実朝は持ち直したのか、身体を洗うことが出来ました。
雨降。將軍家御平癒之間。有御沐浴。
※『吾妻鏡』承元2年(1208年)2月29日条
【意訳】雨。実朝の具合がよくなったので、沐浴をなされた。
あぁ命を取り留めてよかったよかった……とは言え無理は禁物ですから、しばらく公務はお休みです。
快晴。鶴岳宮一切經會。將軍家依疱瘡御餘氣無御出。武州爲奉幣御使。御臺所并尼御臺所御參宮〔各御車〕。
※『吾妻鏡』承元2年(1208年)3月3日条
【意訳】今日は快晴。