「どうする家康」殿さんが盗人の真似を…どうした家康!?第7回放送「わしの家」振り返り (4/7ページ)

Japaaan

当時、松平の三河は「わしの家」どころか統一すらされていない(イメージ)

……これより美濃平定に北上する信長が背後を預けられるよう、藤吉郎から三河平定に発破をかけられる家康。

ちなみに、この時期の藤吉郎(後の羽柴秀吉)は足軽大将程度の身分に過ぎず、たとえ名目上でも主君と対等の関係にある家康にこんなクチは利けません(あくまで藤吉郎のえげつなさを演出するための創作です)。

なお、当時の三河国内は、ざっと以下のような勢力が乱立していました。

荒川義広(吉良義昭の弟。兄と不仲で家康に内応) 吉良義昭(この時点では家康に降伏) 酒井忠尚(さかい ただよし/ただなお) 松平家次(いえつぐ。桜井松平家。家康と宗家の座を争う) 松平昌久(大草松平家。ご存じ家康のライバル)

一度は家康の軍門に屈した者や、しぶとく抵抗を続ける者など、不安定な状態が続いています。早く彼らを従えるべく、一向門徒からの軍資金調達を急がねばなりませんが……。

一向門徒のうごめく影に……?

さて、一向門徒の実態がどのようなものか(不入の権を存続すべきか)お忍びで本證寺へ潜入する家康。榊原小平太(演:杉野遥亮)と本多忠勝(演:山田祐貴)と三人でいそいそ出かける様子は、まるで親に黙って夜遊びに出かける中高生みたいでしたね。

楽しそうで何よりです……が、こういう任務は服部半蔵(演:山田孝之)や女大鼠(演:松本まりか)らの出番ではないのでしょうか。自らノコノコ出かけていって、もし捕まりでもしたら、どんな特権を追加要求されるか分かったものではありません。

これまでの合戦にせよ奪還作戦にせよ、人の命ひいては一国の運命を左右する重要任務であるという緊張感が欠けているように見えるのは何故でしょうか(肩の力を抜いて観られるよう、視聴者への配慮かも知れませんが)。

ともあれ土屋長吉重治(演:田村健太郎)の案内で潜入?に成功した家康ご一行。飢餓や兵乱に苦しむ外界とは打って変わって華やかに栄える境内に面食らいながら、妖艶な美女・千代(演:古川琴音)に誘われます。

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