大谷翔平と侍ジャパン「WBC優勝」の「スゴすぎSHOWタイム」10選 (9/10ページ)
キューバ戦に先発したウェインライトも“いつだって、彼はファンやチームを盛り上げてくれる”と存在の大きさを称えていました」
彼の真面目で、ひたむきな性格は“日本人らしさ”とも言えるかもしれない。
「祖父の達治さんは、石のように実直な方なので、それが、お母様の久美子さんや孫のヌートバー選手にも受け継がれているんだと思います」(前出の森田氏)
WBCでも常に全力プレーで我々を魅了したヌートバーだが、実は高校時代までは、アメフトでもスカウトが来るほどの“二刀流選手”だった。
「達治さんが以前、渡米した際に、彼はアメフトに夢中だったとか。アメフトにあまりなじみがないせいか、“野球をやってくれればいいのに”なんて嘆いていましたね(笑)。だから今は、相当うれしいはずですよ」(東松山市議)
野球を選んだ彼は、ドラフト指名され、プロ入り。だが、コロナ禍でマイナーリーグが全休となった際には、“バイト生活”も経験するなど、苦労人でもあるのだ。
「コロナ禍の2年間でみっちりトレーニングを積んで、昨季は自身初の2ケタ本塁打。それまでの“非力”という評を一気に覆しました。持ち前の守備力と選球眼にパワーが加わったことで、近年は長打力も必要とされる一番打者の座をつかめたわけです」(福島氏)
WBCでも斬り込み隊長として活躍。速球派投手の多いMLBでは珍しい“一本足打法”も特徴的だ。
「あのバットを担ぐフォームは、幼少期の彼に自ら野球の手ほどきをした母・久美子さんの現役当時にそっくりと、もっぱら。