織田信雄(信長次男・浜野謙太)が惨敗!天正伊賀の乱「阿波口の合戦」を紹介【どうする家康】 (9/9ページ)
……信雄が勝手に戦をした挙句、惨敗を喫して天下の物笑いとなった……それを聞いた信長はもう怒髪天。信雄に折檻状(せっかんじょう。糾弾文書)を送りました。
九月廿一日 信長公……(中略)……北畠中将信雄卿へ被仰出趣上可たへ無御出陣私之御働不可然之旨被成御内書其御文言
今度伊賀堺 越度取候旨誠天道もおそろしく日月未墜于地其子細者上可たへ出勢候へハ其国之武十或民百姓難儀候條所詮国之内尓て申事候へハ他国之陣依相遁此儀尤と令同心ありあり敷云へハ若気故実と思如此候哉さてさて無念至極候此地へ出勢ハ第一天下之為父へ之奉公兄城介大切且ハ其方為彼是現在未来之可為働剰始三郎左衛門討死之儀言語道断曲事之次第候実に於其覚悟者親子之舊離不可許容候猶夫者可申候也
九月廿二日 信長
北畠中将殿※『信長公記』巻之十二(天正七年己卯) (十)北畠中将御折檻状之事
文中の「言語道断曲事之次第候実に於其覚悟者親子之舊離不可許容候(意訳:事と次第によっては、親子の縁を切る!)」という辺りに、凄まじい怒りを感じますね。
織田家の面目を潰された信長は、やがて伊賀の国衆を徹底弾圧するのですが、この時点ではまだ石山本願寺との対決が優先でした。
果たしてNHK大河ドラマ「どうする家康」では、天正伊賀の乱がどのように描かれるのか、また信雄にもちょっとは活躍させてくれるのか……今から楽しみですね!
※参考文献:
百地織之助 訂『伊乱記』国立国会図書館デジタルコレクション 太田牛一『信長公記 巻下』国立公文書館デジタルアーカイブ日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan