ネアンデルタール人の洞窟で、4万5000年前の未知なる現生人類の赤ちゃんの骨が発見される (1/5ページ)
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フランスのレンヌ洞窟(Grotte du Renne)から、45,000年前の、これまで知られていなかったホモ・サピエンスの初期系統と考えられる赤ちゃんの骨が発見された。
この洞窟からはネアンデルタール人が生存していた証拠となる骨や遺物が数々発見されているが、なぜこの洞窟に初期の現生人類の骨があったのだろう?
どうやら、この赤ちゃんの骨は、ネアンデルタール人との混血である可能性が高いという。
・レンヌ洞窟の中にみられるシャテルペロン文化
フランス、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏のヨンヌ県にある「レンヌ洞窟(レンヌはフランス語でトナカイの意味)」は、専門家の興味をかき立ててやまないヨーロッパ有数の旧石器時代の遺跡だ。
ここに”人”が住んでいたのは、現生人類であるホモ・サピエンスがネアンデルタール人に取って代わった時代の変わり目のことだ。
洞窟内からは「シャテルペロン文化」を代表する石器が大量に発見されている。
シャテルペロン文化とは、3.6万年~3.2万年前に西ヨーロッパで栄えた旧石器時代の文化で、石器のほかにも、象牙のビーズや動物の歯に穴をあけたもの、マンモスの牙で支えていたらしき住居などが知られている。