部屋中が物であふれてしまう「ためこみ症」の背後にあるものは? (2/10ページ)
2013年、精神科診断の聖典「精神障害の診断と統計マニュアル」(DSM)が改訂され、重度のためこみ症(強迫性ホーディング)は、それ自体が病気であると明記された。
この病気の診断基準は、役に立たず、無価値に見えるが、捨ててしまうと、その人に深刻な苦しみを引き起こす物を、とても管理できない数、危険なほど大量に所有していることだ。
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・当初は強迫症(OCD)の特殊型とみなされていた
ホーディング(hoarding)のもともとの解釈は、片付けが苦手で、乱雑であることとはなんの関係もなく、強欲なことだった。
ダンテが強欲者が住む四番目の地獄に堕ちると書いている、ケチな聖職者のように、ミダス王は黄金をためまくったが、この20世紀になって初めて、人間はどうでもいい無価値なものを手当たり次第に過剰に所有するようになった。
最初、こうしたため込み症は、「コリアー症候群」と呼ばれていた。