部屋中が物であふれてしまう「ためこみ症」の背後にあるものは? (3/10ページ)
アメリカのハーレムに住むホーマーとラングレーのコリアー兄弟が、1909年から家に引きこもり始め、1947年にかけて大量の物をためこんで、最終的にそのゴミための中に埋もれて死んだ。この兄弟の名前にちなんで名づけられた症状だ。
20世紀半ばまでには、大量生産と戦後の好景気によって、それほどお金持ちでない人たちも、多くの物を手に入れることができるようになると、コリアー症候群がさらに広まった。
心理学者は、ホーディング、つまり物をためこむ癖は、強迫症(強迫性障がい:OCD)の特殊型で、不安を追い払うために繰り返し、儀式のようにして行われる行為だと断定した。
臨床性ためこみ症の患者は、世界人口の6%、つまり強迫症(OCD)患者の2倍にもなるというのに、こうした分類は数十年もこのままにされていた。
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・2013年にためこみ症が強迫症のカテゴリーから外される
キングス・カレッジ・ロンドンのデヴィッド・マタイクス=コルズは、2010年のレビューで、極端なためこみ症に陥った人の少なくとも80%は、OCDの基準には当てはまらないと指摘した。
こういう人たちは、強迫症の人たちよりもうつにやりやすく、意思決定をするのが苦手で、自分の行動が問題であると認識している可能性もかなり低いという。