部屋中が物であふれてしまう「ためこみ症」の背後にあるものは? (9/10ページ)
その家の状態が、市当局の手が強制的に入るようなレベルにある場合、いったん片付いても、すぐにまた、ため込みが始まる可能性は高い。
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・ためこみ症が反感を買う理由
ためこみ症が一般的に反感をかうのには、また別の理由があるのかもしれない。
ため込みそのものは、あまりにも身近なことだと言う学者もいる。私たちは皆、日々、たくさんありすぎる物と戦っている。それらは、Amazon、フリマアプリ、リサイクルサイトなどに引っかかってはいちいちポチって、宅配業者によって届けられ、家の中になだれ込んでくる。
ゲットした物は、クローゼットや地下室、ガレージなどに山積みになっていく。
2015年から2016年のセルフストレージ業界によると、米国の全世帯のおよそ10%が、持ち物があふれすぎて、少なくともひとつは収納スペースを借りているのだそうだ。
私たちは、こうした異常なため込みや、あふれた物の中での生き埋めになるという話に怖れをなして、慌てて断捨離に走ろうとする。
その究極がミニマリズムだ。生活が困難になるのでは?と思うくらい部屋に全く物をおかない人も登場し始め、ある意味病的なケースもあるが、あふれかえる物に辟易していて、その行く末に不安を覚えているのかもしれない。