「どうする家康」猿に続いて、白兎まで女狐の毒牙に!?第38回放送「唐入り」振り返り (5/11ページ)
弓箭の道に於ては後代へも残る事なれば。たとひ殿下の仰なりともうけがひ奉ること難しと宣ひはなてば。一座何となくしらけて見えしに。……
※『東照宮御実紀附録』巻七「浅野長政停秀吉之外征」
これを聞いた秀吉は機嫌を損ね、家康に怒鳴りつけます。
「この日本国内でわしが命じたことに逆らう者がおってなるものか!これを見逃しては天下に示しがつかぬ!」
わしの命令が聞けんのか……秀吉の怒りに対して、家康の怒りも負けてはいません。
「それがしとて、平時ならば殿下のお言いつけに逆らうなど致しませぬ。しかし弓矢の道においては子孫の名誉にもかかわること。たとえ殿下のご命令であろうと承ることはできませぬ!」
お留守番なんて絶対に嫌だ!わしも朝鮮に行って活躍したいんじゃー!と言わんばかり。もう老齢に達している両雄のいさかいに、周囲はいささか白けてしまったようです。そんな中、声を上げる者がおりました。
殿下には狐が憑いておる!浅野長政の諫言
劇中、ただ一人真っ向から秀吉の唐入りを否定してのけた浅野長政(濱津隆之)。
果たしてそんな事があったのか調べてみたら『東照宮御実紀附録』にこんなくだりを見つけました。少し長いですが、これも読んでいきましょう。
……浅野弾正少弼長正進み出て。 徳川殿の仰せこそげに尤と思ひ候へ。