人類が2万年以上前に北米に到達していた痕跡を示す足跡を発見。従来の説が覆る可能性 (1/6ページ)
[画像を見る]
アメリカ、ニューメキシコ州のホワイトサンズ国立公園に残されていた古代人の足跡の年代を再調査した最近の研究によると、人類は、最終氷河期の半ばには既にアメリカ南西部を歩き回っていたようだ。
これらの足跡は、2万3000年~2万1000年前に存在した湖の周辺の泥に刻まれたもので、アメリカ大陸における人類の最古の証拠のひとつとなる可能性がある。
これまでの研究では、北米大陸に人類が住みついたのは1万3千~1万5千年前くらいだというのが一般的な見解だった。今回の発見はこの認識を覆すことになるかもしれない。
・ニューメキシコ州に2万3000年~2万1000年前の人類の足跡
遠い昔、誰かが現在のニューメキシコ州ホワイトサンズに存在した古代湖の泥の岸辺を歩いたのだろう。彼らはその一歩ごとに、ディッチグラスの種や針葉樹の花粉を踏みつぶした。
ボーンマス大学の考古学者マシュー・ベネット氏の研究グループは、2020年始めに現場の下8層分に残された足跡を発掘した。
足跡のもっとも古い層と、もっとも新しい層から出てきた植物の種子を放射性炭素年代測定したところ、古い層は2万3000年前、新しい層はおよそ2万1000年前の足跡だということが判明した。
[画像を見る]
ホワイトサンズで発見された人間の足跡。