【関ヶ原の合戦】死を覚悟した鳥居元忠(音尾琢真)が息子たちに送った遺言がコチラ【どうする家康】 (7/9ページ)
とにかくそなたらの命は主君のために奉げるものであって、今はただお預かりしているに過ぎぬ。そのことが解ってさえおれば、どんな事態に陥ろうと、少しも慌てるようなことはないのじゃ。
老臣らの諫言をよく聞き入れよ……我今年六十二歳になりぬ、三河よりして以来、万死一生のこと其数を知らず、然れども一度も後れは取らず、人間の生死禍福は時の運に在り、求め得べきにあらず、老功の家士の言を尋ね、馴心得たる者の申事を聞き、我意の若気を致さず、諫を納るゝこと肝要なり、……
※『名将言行録』巻之五十一 鳥居元忠
【意訳】わしも今年で62歳じゃ。三河で殿が兵を挙げられてこのかた、死にかけたことは数え切れぬ。それでも一度として後れをとったことはない。人間の生死や幸不幸は時の運に過ぎねば、一喜一憂すべきではなかろう。
年寄りや熟練者の教訓をよく聞いて学び、我がままや若気に走らず、周囲の意見をきちんと聞き入れることを肝に銘じよ。
(これからも、父として色々教えてやりたかったが……)
目先の欲望に引きずられるな