ジムで筋トレなんて必要なし!生涯現役のための簡単マッチョ「タンパク質講座」 (1/6ページ)
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筋肉や臓器など、体を構成する要素として重要な役割を担うタンパク質。摂取すれば豊かな人生が手に入る!
アスリートやマッチョな男性が好む、タンパク質の栄養補助食品プロテイン。それが今、高齢者も巻き込んで空前のブームになっているのをご存じだろうか?
「従来の粉末状の商品はもちろん、最近はお菓子、カップ麺など多様な形で販売され、より身近な存在になりました。結果、健康意識が高いミドル世代や、食事量が少なく栄養不足になりがちな高齢者が、積極的に食べるようになりました」(スポーツ専門誌記者)
そもそも、タンパク質をとると、なぜ健康によいのか。医師で新潟大学名誉教授の岡田正彦氏は、次のように解説する。
「タンパク質は、食べ物に含まれる三大栄養素の一つで、骨格や筋肉を作る材料であり、遺伝子のもとでもあるからです。丈夫な体を作る上で必要不可欠な栄養素と言えます」
■老化フレイルを防止
特に、中高年世代は、“老化フレイル”を予防できるのが大きいという。
「フレイルは“虚弱”を意味し、加齢で心身が衰えて、寝たきりなどの状態になることを指します。主因は筋肉量の低下なので、その予防には、筋肉の材料であるタンパク質をとるのが一番なんです」(医療ジャーナリスト)
■風邪予防や髪の毛も活性化
メリットはまだまだある。食と健康に精通する、『壮健タムラ薬局』の代表で薬剤師の田村哲彦氏によると、
「タンパク質の摂取により体温の低下が予防されます。体温が1度下がると免疫力が30%減ると言われています。つまり、寒い時季の風邪予防にうってつけなんです」
さらに、タンパク質は、さまざまな細胞や組織の材料にもなるので、
「毎日、適量のタンパク質をとっていると、筋肉量と男性ホルモンのテストステロンの量が増え、EDの予防、改善が期待できます。