大河『べらぼう』煙草の罠、謎だらけの死、あの名セリフ…平賀源内(安田顕)の去りいく背中を惜しみつつ考察【前編】 (8/11ページ)
武元が寝所で何者かに殺された今、「次は自分か上様か」と懸念した意次。「この手袋の件は口外してはまずい」と、源内にも類が及ばぬように捜査を中止させ、あえて冷たく突き放したのでは……と思い返した瞬間でした。
本草学者の源内は「甘い煙草」の怪しさに気が付いていた?そんな源内の側で、例の大工・久五郎はせっせとキセルに煙草を詰め渡します。誰がどうみても怪しさ満点。蔦重がすぐに気がついた「甘い匂いのする煙草」「ハイテンション過ぎる源内の様子」。源内を陥れる罠にしか見えません。
久五郎が源内にしきりに勧めたのは、阿片なのか(時代的に違うのではという声も)大麻なのか、いずれにしても普通の煙草とは思えません。
ドラマの中では、刻んだ煙草の葉が入っている箱がクローズアップして映し出されましたが、ここでふと思ったのは、なぜ本草学者として優秀な源内は、この怪しげな草の正体に気が付かず、勧められたままに吸い込んでいたのかということ。