「石と水の都」を築いた飛鳥時代の女帝・斉明大王!益田岩船など飛鳥京造営の遺構に秘められた謎を探る【前編】 (7/7ページ)
斉明大王が完成させた飛鳥京は、一言で表現するなら「石と水の都」と言えるでしょう。そこには、「石」を用いた益田岩船、酒船石、石人像、亀石など、数多くの石造物が創られました。
また、宮殿や隣接する苑池、祭事施設などには「水」が巧みに取り入れられています。
斉明は、後の藤原京、平城京、平安京とは一線を画す「石と水の都」飛鳥京を完成させました。
そこには、大化の改新後の複雑な政治状況を、巧みに、そして強権的に主導する女帝の姿が浮かび上がります。斉明は、教科書などで描かれるような中大兄や中臣鎌足の傀儡では決してなかったのです。
[前編]はここまで。[中編]では、斉明大王が残した飛鳥京の石造物について詳しくお話ししましょう。
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