大河『べらぼう』“こじらせ隠キャ”な恋川春町が…闇堕ちからの、殻をぶち破り天才・酒上不埒が爆誕!【前編】 (6/10ページ)

Japaaan

そんな歌麿に輪をかけて、こういう場を苦手とするのが、“陰キャ”の恋川春町だったのです。

陽キャの蔦重と陰キャの天才・恋川春町

ただでさえ、苦手な場所なのに、自分の『辞闘戦新根』(ことばたたかいあたらしいのね)をちゃっかり下敷きにした、北尾政演(山東京伝/古川雄大)の『御存知商売物』(ごぞんじのしょうばいもの)のほうが評価高いことに鬱屈した思いを抱え、盃を重ねて悪酔いしていきます。

「御存商売物」狂言の口調で口上を述べる作者、山東京伝(北尾政演)『新板/手前勝手/御存商賣物』(東京大学総合図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100052628

「手を抜くことは読み手に失礼」と悩むほど、仕事に対して真面目な恋町。自分の作品に乗っかり、苦労もせずに書いた政演の本の評価が高いのは、さぞかし悔しい思いだったでしょう。

そのうえ、政演は自分とは真逆の社交的な“陽キャ”であることも癪に触ったのだと思います。その政演が「耕書堂で錦絵の大仕事をやる」とペラペラと大声で自慢しているのを聞いて、ブチギレてしまいます。

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