『べらぼう』の感動ふたたび!総集編の前に“エンタメの神々”の胸に刺さった名場面をもう一度【チーム蔦重編】 (11/12ページ)
最初は、蔦重の無理な依頼に「そんな割の悪い仕事受けられっか!べらぼうめ」と怒り、帰れと追い出そうとするのですが「吉原の大宴会付きで」と蔦重がつぶやいた途端、商談成立したシーンは面白過ぎて印象に残ってます。
第17話「乱れ咲き往来の桜」で、蔦重は四五六親方に安定した生活が営めるように年俸制を持ち掛けました。
蔦重から依頼された「往来物」の文字が綺麗に出て長持ちするようにと“固い桜の木”を使って作ってくれた親方。仕事が大変だったのでしょう。火鉢で指先を温めてほぐしています。
「版木、桜のいいもんにしてくれたんですね。固くててぇへんだったでしょう」
「恩に着ろよ、往来物は字が綺麗に出て、長持ちしねぇといけないからなぁ」
彫師の大変さをリスペクトしている蔦重と、それをわかってくれていることが嬉しい彫師の会話。
また、蔦重の無理な注文を実現していた摺師(田中光)は、歌麿の大首絵を雲母摺にして役者の絵が浮かび上がるようにするという無理難題を実現。紙に擦りあげるときの色彩の大切さが学べました。さらに、重政が連れてきた摺師・七兵衛を演じたのは、この道73年の本物の摺師の松崎啓三さんで、堂に行ったお芝居が評判になりました。
“本”は「神々」の総力の賜物。