大河『べらぼう』がギャラクシー賞を受賞!“べらぼうロス”が今だに絶えず人々の記憶に残り続ける理由 (6/8ページ)
最近、東京の老舗書店が「本の値段をあげてください。書店としての切実な願いです」と言っている記事が話題になりました。
確かに、紙代、印刷代、人件費、もろもろ値上がりしている中で値上げをしたいのはごもっともでしょう。
けれど、年々、高価になっていく紙の書籍は、食費などの生活費、保険料、税金などを支払わなければならない庶民としては、どうしても買い控えせざるおえないことも。
文化を売る側も買う側も、不景気な社会で悩むのは蔦重の時代と同じです。
そんな江戸時代の市井に生きる人々と、現代に生きる我々との状況がリンクしているため、“刺さる場面やセリフ”がずっと心の中に残り続けているのでしょう。
米騒動と暗殺されそうになった蔦重。NHK大河「べらぼう」公式サイトより
「米ひとつぶ作れねえ、この世の役立たず」蔦重は「俺たちは米ひとつぶ作れねえ、この世の役立たずじゃねえか。俺たちができることってなぁ、天に向かって言霊投げつけることだけだろ?」と、仕事仲間に頼み、言霊の力で皆が“おめでたい気分になれる狂歌集”を出すのですが。