皇室の祖神は天照大神ではなかった──古事記・日本書紀から最初の皇祖神・高御産巣日神の正体を考察 (3/9ページ)

Japaaan

天照大神。『岩戸神楽ノ起顕(歌川国貞画)』(Wikipedia)

日本神話では、地上世界が平定されると、高天原(たかまがはら)を治める天照大神が、孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)に宝鏡を授け、「地上に降り、子々孫々に至るまで国を治めよ」との神勅を下します。

これを受け、邇邇芸命は八柱の神々を伴い、九州の高千穂峰に降り立ちました。これが、いわゆる「天孫降臨神話」です。

そして、この邇邇芸命の子孫が初代天皇・神武天皇であることから、天照大神は皇室の皇祖神として崇められ、伊勢神宮に祀られるようになりました。

ちなみに神武天皇は、『記紀』によれば天照大神の五世孫であり、同時に高御産巣日神の五世の外孫でもあると記されています。すなわち『記紀』は、神武天皇が天照大神高御産巣日神の両神を祖神とする存在であることを示しているのです。

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