夜の営みがある夫婦のセックスに対する満足度と、その背景|セックスレス“じゃない”夫婦の実態調査 第2報 (7/8ページ)

バリュープレス



前章で見たように、セックスに対する価値の置き方には男女差があり、男性では自分自身の満足感や気分転換と結びつけてとらえる傾向が見られる一方、女性ではセックスを必ずしも中心的な価値としてとらえていない人も一定数存在していました。こうした価値認識の違いが、実際の行動の中で、「相手に合わせる」という形として表れているケースもあると考えられます。

ただし、こうした行動がすべて不満や我慢を意味するとは限りません。夫婦関係を円滑に保つための配慮や調整として行われている場合もあり、その受け止め方や意味づけは夫婦ごとに異なっていると考えられます。

このように、本当はしたくないと感じる場面があるかどうかという点から見ても、セックスレス“じゃない”状態とは、単に性行為の頻度が保たれている状態を指すのではなく、夫婦それぞれが価値観や気持ちの違いを調整しながら成り立っている状態であることがうかがえます。


6. まとめ


本記事では、月1回以上の頻度でパートナーと性行為をしている、いわゆるセックスレス“じゃない”既婚者を対象に、セックスに対する満足度やその理由、夫婦にとっての価値認識、さらに本当はしたくないと感じる時でも相手に合わせることがあるのかといった点について整理しました。

その結果、セックスレス“じゃない”夫婦の多くは、現在の性生活をおおむね肯定的に受け止めている一方で、満足の理由や価値の置き方には男女差があり、一様ではないことが分かりました。男性では自分自身の満足感や気分転換と結びつけてとらえる傾向が見られる一方、女性では関係性の維持や情緒的なつながりを重視する傾向が確認されています。

また、「特に価値は感じていない」と回答する人も一定数存在しており、とりわけ女性ではその割合が高いなど、セックスの位置づけが必ずしもすべての夫婦にとって中心的なものではないことも示されました。さらに、本当はしたくないと感じる時でも相手に合わせることがあるという回答は女性で多く、セックスレス“じゃない”状態が、常に双方の気持ちが一致した上で成り立っているわけではないことも明らかになっています。
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