【豊臣兄弟!】お市の戯言がまことに…第10話で起きた2つの「嘘から出た実」と「兄妹の絆」を考察 (8/9ページ)
せっかくの再婚生活も、1年にも満たなかったのでした。
秀吉との「賤ヶ岳の戦い」に敗れて北ノ庄城へと立て篭もった勝家は、もはやこれまでというところまで追い詰められ、妻・お市、一族子女とともに切腹します。
その切腹は、一気に右脇まで刀を一直線に引き次は胸から縦に切り裂き、腹わたを掴み取り掻き出したという壮絶な死に方だったとか。介錯にあたった中村聞荷斎が火薬に火を点けて、勝家の遺骸もろとも吹き飛ばしたといわれています。(『毛利家文書』とそれに所収された秀吉書状より)
妻・お市には「信長の妹であり、秀吉も丁重に扱うだろう」から生き延びるように説得するもお市は応じず共に死ぬことを選びました。
戦国時代日本で布教をしたポルトガルのカトリック宣教師ルイス・フロイス『日本報告』には、
敗戦した勝家は離反した家臣に対して恨み言は言わず、最後まで付き添ってきた家臣たちには生き延びることを許し むしろそれを喜んだ。また、今生においてはこれまでの家臣たちの愛情に報いるすべがないことを嘆いた。
と収蔵されているそうです。