朝ドラ『風、薫る』遊郭通いしながら廃娼運動の矛盾…シマケン(佐野晶哉)のモデルとされる木下尚江の生涯 (2/10ページ)
「書く」ことに悩むシマケン。NHK「風、薫る」公式サイトより
※現在は「看護師」という名称ですが、この記事では当時の名称に合わせ「看護婦」と表記しています。
※本記事では登場人物のモデルとされる実在人物を紹介していますが、ドラマ上の人物設定や物語展開は創作を含むため、実在人物の生涯・経歴とは異なる場合があります。
大関和は夫と離婚後、外交官であった鄭永慶の屋敷で女中として働いていたとき、「これからの女性は英語を学べば仕事はいくらでもある」と教えられ、英語を学ぶようになりました。
永慶も和も安政3年(1858)で同い年。演じる佐野さんと見上さんはほぼ1歳違い。ドラマ内でも、シマケンはりんが英語を学ぶモチベーションをくれたり、看護婦になる前から相談相手になったりしているところは、ドラマにいかされているように感じます。
かたや、もう一人のモデルと推測される木下尚江は、明治2年(1869)生まれ。和より11歳年下です。
略歴は……
木下尚江は、信濃国松本藩に代々仕えた下級武士の子として生まれました。旧・開智学校に入学し、啓蒙主義(※)教育を受けます。