朝ドラ『風、薫る』別れの時へ…バーンズ先生が残した名言と軌跡━━実在モデルが日本に残した偉業 (3/10ページ)
看護実習生を引き受けたところ、
▪️学生による華族の患者の付き添いが成功、上流階級で“看護婦”への評判が高まりお金持の患者が増えた
▪️遊女・夕凪の事件記事が新聞に載り世間の注目を集めた
これらで「今、院内で看護科を作れば希望者が増える」「看護婦が増えれば金持ちの患者が集まる」と考えたのでしょうか。
実際、『明治女性史』では「東大附属病院では当初看病婦のなり手がなかったので、やむを得ず吉原の遣手婆さんを連れてきた」とあります。多田院長は経営者として「院内看護科プロジェクトの商機!」と思ったのかも。
何もかも、バーンズ先生や看護学生たちのおかげなのに「次はうちでやります」では、「院長よ、仁義に欠けやしませんかぃ?」と思ってしまいました。この先、病院の経営陣らは学生たちの就職先を考えてくれるのでしょうか。
それとも、バーンズ先生が……。
院長と副院長の「院内看護科設置」計画を察知したバーンズ先生(NHK「風、薫る」公式「X」より)
鈴木雅を自分の後継者に考えていたアグネス・ヴェッチドラマでは、梅丘看護養成所で梶原敏子校長(演:伊勢志摩/モデルは矢嶋楫子)が「養成所は閉所することになった」と皆に伝えました。