朝ドラ『風、薫る』別れの時へ…バーンズ先生が残した名言と軌跡━━実在モデルが日本に残した偉業 (8/10ページ)
事実、バーンズ先生ことアグネス・ヴェッチが育てた大関和と鈴木雅は偉大な功績を残しました。
大関和は、医師と渡り合うほどの知識やスキルを持ち、「いつか日本のナイチンゲールになる」と評判になり、看護を指名されるほどの人物に。看護の基本である清潔や換気、手洗い、栄養などの重要性を説きつづけ、感染症対策の第一人者と呼ばれるほどの人物になりました。
鈴木雅は日本最初の派出看護婦会を設立。現在の在宅看護に通じる派出看護婦は、病院の中だけでなく、患者の家庭などに出向いて看護にあたる看護婦を育てました。雅は貧しい人々には無料で派出看護婦を派遣したそうです。この働きは「看護婦」という存在を世の中に広めることに大いに貢献しました。
アグネス・ヴェッチは、昭和17年(1942)に故郷のエディンバラで死去しています。
自分が育てた和や雅が、その後日本に「看護」を根付かせるという偉業をなしとげ、日本の看護界にその名を刻むような人物にまでなったことはヴェッチの耳に届いたでしょうか。
ナイチンゲールの著書『NOTES ON NURSING』(NHK「風、薫る」公式」Xより
またいつか「再会」できたらところで、予告動画でバーンズ先生が口ずさんでいた“蛍の光”。
スコットランドの民謡『オールド・ラング・サイン』を元にした曲です。