ストーリーテリングとは何かを教えてくれる、完璧に近い映画10選 (2/9ページ)

Kotaku



■『悪いことしましョ!』

結局元どおり


ブレンダン・フレイザーとエリザベス・ハーレイのリメイク版のことではありません。1967年に公開されたぺーター・クックとダドリー・ムーアのオリジナル版の方です。

クック演じる悪魔のスピゴットは、食堂でコックとして働き、ウェイトレスのマーガレットへの想いを苦に自殺を図ろうとしたスタンリー(ムーア)に、魂と引き換えに7つの願いを叶えてやると取引を持ちかけます。

早速、契約を交わし、次々と願いを叶えてもらうスタンリーですが、全てがうまくいきません。本ストーリーは、スタンリーの片思いやてんやわんやだけに従事するのではなく、スピゴットの秩序や調和への視点や、永遠の世界のために神におべっかを使い続けることに辟易している理由にも触れられています。

21世紀の映画の基準としては多少遅いと感じられるかもしれませんが、それでもクックとムーアのコミック・タイミングは申し分なく、皮肉の使い方も逸品です。ムーアの願いは一貫して幸福の追求ですが、あくまで彼のエゴを満たすものです。

それを皮肉めいた捻りが決して荒々しくない方法で覆し、徐々に「何故、彼は幸せになれないのか」ということをあらわにしていきます。



■『未来世紀ブラジル』

様々なリストでランクインする本作。

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