ストーリーテリングとは何かを教えてくれる、完璧に近い映画10選 (3/9ページ)
見ないわけにはいかない
奇抜なビジュアルとほろ苦くヘンテコなユーモアに加え、『未来世紀ブラジル』はグロテスクな世界観を描いた映画の傑作と言えます。
荒廃した町、テロリストの攻撃、官僚社会...、実際に存在する要素を限りなく不可思議にしたものが本作の中に詰め込まれています。観客は、そのようなリアリティの中にディストピアの世界をしっかりと固定させた可笑しな感覚があるからこそ、ジョナサン・プライス演じるサム・ラウリーの苦境に、より共感するのです。
その他に、この作品がやってのけた難解なこと。それは、サムの住む世界は十分に奇怪であるにも関わらず、夢と妄想のシーケンスを非現実なものだと観客に認識できるようにしたことでしょう。
ストーリーテラーにとって、異様な世界を舞台に設定しても、より奇怪なファンタジーの世界観を作れば、区別させつつ厚みを出すことが可能ということを学ぶことができます。
■『ゴーストバスターズ』

良作映画作りのノウハウも学べる『ゴーストバスターズ』
『ゴーストバスターズ』の素晴らしいところは、ゴーストやゴーストバスターズという設定をリアルの世界にうまい具合に落とし込むことに成功していることでしょう。撮影もナチュラルライトを使うといったように、現実的なスタイルで行われています。