湯浅監督が全話解説! 『ピンポン』無料配信特設サイトがすごい (2/13ページ)
再び「湯浅節」が見れる日を首を長くして待ちたい。

全11話コメント全文掲載!
第1話風の音がジャマをしている
――チャイナがペコとスマイルの打球音を聞くシーンは、全編を通じても珍しい複雑なカメラワークを使っています。
湯浅 TVだからあまり無理なカメラワークを使わないようにはしていたんです。でも、あそこは原作を読んでいても、一番カッコいいところの一つなのでちょっと目立つように演出しました。第1話は、あそこが一番の胆で、サブタイトルにもしたセリフ、「風の音がジャマをしている」がポンと入るのがすごくカッコいいところなんですよね。だからスタッフには、「第1話はこのカットだ」って話をしていました。「第1話はこのカットさえ上手くいけば、なんとかなる」って。カメラワークも、CG担当のサトウユーゾーさんにあれこれ考えてもらって3DCGになっている校舎もちょっと丸みがあって、背景とも違和感ないような角度でいい具合に見えるようになっています。
――この話数に限らず『ピンポン』にはカッコいいセリフが多いですよね。
湯浅 第1話はカッティングでセリフの後にサブタイトルを入れてみたらいいあんばいになったので、サブタイはアイキャッチのようにいいところでポンと出すようにしました。第1話に限らず、タイトルにセリフを使ったのは、やっぱりセリフがかっこよかったから。松本さんのセリフって、意外と短いんです。普通は小説やマンガのセリフって削らなければ絶対入らないんですけれど、『ピンポン』はわりと入ってしまう。