湯浅監督が全話解説! 『ピンポン』無料配信特設サイトがすごい (5/13ページ)
あとコピー&ぺーストでキャラクターを増やすこともできるので、モブシーンでも力を発揮してもらいました。
――キャラクターに目を転じると、江上くん劇場も第3話からですね。
湯浅 (笑)。それまでは原作に忠実に進んできたんですけど、第3話ラストで江上くんを持ってきたことで「これからは江上くん、フィーチャーするぞ!」みたいな気持ちになりました。この時点では最終回まで出すかどうかは決めていなかったけれど、とりあえず次は海で出そうと決めてました。
――第3話はほかに、チャイナにあっさり負けてしまうポーくんとポーくんの彼女も印象的です。
湯浅 あの2人は、荒川さんが特にこだわっていました。アフレコの時に「ギャグっぽくならないでほしい」という注文をさんざんいっていて。僕はOKかなと思うテイクでも、「もっと普通に」ってやり直しをお願いしてました。結果、よかったですね。実写によくあるやり過ぎ感をギャグにする方向とはまったく別ベクトルで、リアリティの中のギャグになっていましたね。
第3話卓球に人生かけるなんて気味が悪い
第4話絶対に負けない唯一の方法は闘わないことだ
――インターハイ予選後半戦です。
湯浅 僕は絵コンテを描きながら第4話が一番おもしろくなるんじゃないか、と思っていたんですよ。牛尾(憲輔)さんにドラゴンの音楽は笑えるくらい超人的にすごいやつにしてくれってお願いしたら、実際にそういう曲が上がってきたので(笑)、「これはいける!」と思いました。一方、制作状況でいうと、卓球を含めた作画とかは、慣れるまでまだちょっと苦戦していた時期でもありますね。
――アクマがペコに勝利するのもポイントです。
湯浅 このアクマ対ペコの試合は、独自に卓球の試合を組み立てられたと思います。あそこでアクマがロビングをやってペコを苦しめるというのは、卓球の勉強をしてきたかいがあって、すごくアクマっぽい戦い方になりました。
――海王の設備に言及され、すごく近代的な設備であることもわかります。
湯浅 第4話は実は時間が余ったんです。