新世紀の音楽たちへ 第4回「同人音楽の中の民族音楽」 (2/9ページ)

KAI-YOU.net

TSUTAYA、やるじゃねぇか……っ。

でも、TSUTAYAの民族音楽(ないし民族)の棚と、同人音楽における「民族音楽」はちょっと様子が違っているようにも見える。TSUTAYAの棚では、特定の地域に住んでいる部族が受け継いできた器楽と音調からなる音楽だったり、宗教祭儀に使われたりする音楽が並んでいる。けれどもイベントに合わせて制作された同人音楽CDは、そうした民族の生活や祭儀と深い関係をもつ「民族音楽」なわけではない。

だから、「民族音楽」と区別し「民族調音楽」という呼び方も一般的だ。でも、今回は「民族調」とは言わずに「民族音楽」で統一させてほしい。

例にあげた『アルティナ・トス』がHPで標榜している「民族音楽の要素」、つまり「民族音楽らしさ」というのは一体なんだろう? それは、どこから来たのだろう?

それから、なぜ世界中の諸地域の音楽と、別にそうした地域の生活を代表しない民族調の音楽が共に「民族」と「音楽」という共通した言葉で説明されるのだろう。そしてなぜそれが同人音楽の世界で広く需要され制作されているのだろう。いろんな疑問がわいてくる。

同人音楽の中の「民族音楽」は、同人音楽の発展の中で小さくない役割を担ってきた。一般的なミュージックシーンではあまり聞かない「民族音楽」が一つのジャンルを形成していて、その中にも多種多様の音楽が存在する。同人音楽における「民族音楽」の世界は奥深いし、また一般社会での「民族音楽」との関係を通しても面白いものが見えてくるはずだ。そこで「同人音楽と民族音楽の世界」に踏み込んでみよう、というのが今回のテーマである。

「民族音楽」とはそもそも何か?
さて、同人音楽では当たり前に使われるジャンルである「民族音楽」。繰り返すけどもちろん、その大半は現実世界にいる諸民族の音楽の何かを代表しているわけではない。

そもそも、文化が違えば音楽も違う。

「新世紀の音楽たちへ 第4回「同人音楽の中の民族音楽」」のページです。デイリーニュースオンラインは、民族音楽同人音楽霜月はるか2ちゃんねるTSUTAYAカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る