新世紀の音楽たちへ 第4回「同人音楽の中の民族音楽」 (4/9ページ)

KAI-YOU.net

音楽が、遊びや仕事や生活と密着に関係していて、現在で考えられているような切り離されたものではないケースもたくさんあったのだ。

民族音楽学は西洋の音楽を中心とする「音楽の常識」に疑問を投げかけていった。例えば、労働歌や田植え歌のような生活に密着した音楽がある。西洋の和声理論から逸脱した不協和音もある。音楽と思って聞いていたらダンスだったとか。あるいは中東の伝統音楽に見られるような一度限りで即興性が高く、西洋の常識で測れない響きを音楽とみなしてよいのか、遊びとみなすべきなのか、儀式とみなすべきか。当時の「音楽観」を揺らがすような発見が幾つもあったのだった。これらは現在でも有効な問いかけだろうと思う。

僕達が世界中にある諸民族の音楽として抱く「民族音楽」のルーツのひとつはこうした世界の「諸民族の音楽」にある。TSUTAYAの棚のセネガルのダンスだって、誰かがこうして集めたものだ。これらの民族音楽が僕達にとって魅力的であることに変わりはない。

諸民族の、地方の音楽にこだわって楽曲を作るサークルの一つに、casketさん(http://www.yukinohana.net/~casket/index.php?Home)がいる。様々な国や地方の楽曲から構成されるコンピレーションアルバム「Musicatlas」シリーズは多くの民族音楽ファンの心をつかむ良企画だ。

「新世紀の音楽たちへ 第4回「同人音楽の中の民族音楽」」のページです。デイリーニュースオンラインは、民族音楽同人音楽霜月はるか2ちゃんねるTSUTAYAカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る