新世紀の音楽たちへ 第4回「同人音楽の中の民族音楽」 (8/9ページ)
霜月はるか「ランジェルドプロジェクト」

http://eleol.net/yoru/
民族音楽を標榜しているわけではないけれど、たとえばLapiLapiさん(http://lapilapi.com/information/discography/lapi0001/)の『七珠の祈り Prayer of seven stones』は七種の石をモチーフにしたCDで、いろいろな石種のイメージに合わせてアラビア風、和風、ケルティック風などのアレンジが編成されている。ここでは民族や生活ではなく石のイメージを表現しているのだ。
七珠の祈り Prayer of seven stones Short PV
こうした世界観と音楽とが交差する地点に生まれる感覚がいい。的確な言い方ではないかもしれないけれど「雰囲気」がいい。
アーティストやプロデューサーといった「人」だけではなく、「世界観」や「キャラクター」を前面に押し出すこともある同人音楽において、ジャケットイラスト・楽曲・曲の並び・歌詞・ライナーノーツ、場合によってはWebサイトなど、様々な要素から形成される「雰囲気」がもつ役割は非常に大きい。