想像の余地を残すドット絵表現の可能性 たかくらかずき×m7kenji対談 (3/15ページ)
その後、待ち受けサイトを通じて企業から「男性向けのデコメを展開したいからドットをつくりませんか?」という話が来て、本格的にドット絵をはじめていきました。
デコメールというと普通は主に人物のイラストが主役になりますよね。ただ、僕はイラストがあまり上手じゃなくて……僕が出せるとしたら「動き」だなと思い、7キロバイトという制限の中で、棒人間のような細かいドット絵をできるだけ動かしました。
たかくら m7kenjiくんは動きがすごい上手いんです。映像作家の大月壮さんとの仕事でも、背景は僕が書いて、キャラはm7kenjiくんが描くみたいなことが多い。
全員で、それこそ『魔界村』をクリアした感じ
──大月壮さんと言えば、お2人の出会いが大月さんディレクションのSPACE SHOWER TV「ときめき SHOWERメモリーズ」ですが、それぞれの大月さんとの出会いは?
たかくら 僕はコンピューターで言う「バグ」を取り入れるような表現が好きで、絵画制作であえて粗いドットやバグを入れたりしてたんです。
それで、大月さんがTwitterでドットを打てる人材を募集しているのを見て、大月さんの仕事を見たら、「うわ!この人めちゃくちゃバグってる!」ってなって、たいして打てないのに「ドット打てます、仕事ください」って会いにいきました。
m7kenji 僕はDOTAMAさん×USKさんの「通勤ソングに栄光を」という曲のMVを制作したのがきっかけで、大月さんにTwitter上でフォローして頂いて。そこから声がかかり、ローソンの「からあげクン音頭2012」のドットシーンをつくりました。