想像の余地を残すドット絵表現の可能性 たかくらかずき×m7kenji対談 (5/15ページ)
「携帯ゲーム機」と「据え置き機」
──それぞれの表現としては、同じ「ドット絵」と言っても、全く違った表現に落とし込まれていますが、お互いの作品をどう思っていますか?
たかくら m7kenjiくんのドット絵はすごく整っていて、キレイに簡略化されている。僕のイメージだと「携帯ゲーム機」なんですよ。僕はゲームでも「据え置き機」が好きだし、作品も基本的には大きい絵を描き込むタイプです。
m7kenji 僕の場合は「このキャラは首回りがこういう風だから、ここに肌色の1ドットを入れて」っていう細かい作業が多いです。
たかくら そういう簡略化の技術は、だいたいm7kenjiくんに教わりました。徹夜明けで2人で帰ってる時、1ピクセル以下のエスカレーターの黄色い線を、どうやって1ピクセルで表現するんだとか。現実世界のものをピクセルにしたらどうなるのかという話はよくしてた。
m7kenji 半分、自虐で話してました(笑)。
──例えば、この部屋もピクセルに置き換えたりできますか?
m7kenji (テーブルの木目を指して)こことか使い回しできるんじゃないですか。ドットはパターンの使い回しも重要なので。
たかくら ドット的見方っていうか、もうそういうときは目がドットになっちゃってるんですよ!
m7kenji DOTAMAさんのMVつくってた時も、毎日仕事が終わって3時間ぐらい近くの店で作業してて、窓の外を走ってる高速道路の外壁を見てるとそれがパターンに見えて、ドット絵だと、こういう風に表現できるなというか。
たかくら わかる(笑)。