kz(livetune)× wowaka(ヒトリエ)対談 ロックスターの不在と音楽の行方 (10/13ページ)
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wowaka もちろん、そういう側面もあるんですよ。あの人はたぶん、両方持っている。
kz 確かに! 「基央くん」って呼ぶ子もいるし、「藤原さん」とも言いたくなるし。
wowaka そういった生活に寄り添うタイプのバンドが、バンプ以降、2000年代になっていっぱい現れた。その影響が今も残っている気がするんですよね。
──そもそもリスナー自身、アーティストにスター性を求めなくなってきているということでしょうか?
kz それもすごくあると感じています。EDMが、海外と比べていまひとつ日本で流行らないのは、日本人がセレブカルチャーに対して憧れを持っていないからな気がするんですよ。
海外は、「セレブになりたい」っていう気持ちの人が多いんですよね。私たちも高いものを買いたいとか、ルブタンの靴を履きたいとか……だからあっちはスターが生まれやすいんですよね、Madonnaだったりとか。
wowakaくんの話にもつながってくるんですが、日本人は逆に、自分たちに寄りそってほしいという気持ちが強いというか、俺たちと同じ価値観でいてくれよ、みたいな。あえて悪い言い方をするなら「足の引っ張り合いの文化」だからスターが生まれにくい。
やっぱり圧倒的なスターがいて、そこに対して憧れを持つ、さらに言ってしまえば、引きずり下ろすのではなくて自分が高みに登ってあいつを倒してやる、みたいなバイタリティで駆け上がるものがないと、カルチャーとしても国としても、発展していかないと思いますね。
──kzさんはインタビューでよく「『殺気』を持っていないと上には登れない」とおっしゃっていますよね。