kz(livetune)× wowaka(ヒトリエ)対談 ロックスターの不在と音楽の行方 (11/13ページ)

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wowakaさんはそれについてはいかがですか?

wowaka 僕も人気者に対してカウンター的なアプローチがしたいし、馴れ合いも嫌なので、切磋琢磨しあうモチベーションの中で戦っていますね。それは僕だけではなく、ロックシーン全体にあるような気がします。

だから発信する側のモチベーションは、現時点でスターが不在で、そもそも求められていない側面があったとしても、今めちゃくちゃ高いと思うんですよ。そういった状況は、さっき話したシーンの状況も含めてめちゃくちゃ健康的だなと思っていて……僕ら側としてはめっちゃ大変だけど。

個人的な話をすると、米津玄師というアーティストがいるんですが、彼とはボーカロイドで曲を発表しはじめた時期も、自分自身で歌いはじめた時期も近くて、不思議な縁を感じていて。尊敬しているし、世界の誰よりも意識しているし。自分にとって間違いなく戦友だし、敵なんですよね(笑)。

kz ですよね(笑)。一番意識せざるを得ない人みたいな、そういう人がやっぱり近くにひとりはいるべきだなと思いますよね。

ボカロ発という意味では、supercellのryoさんとか、友達として仲良いけど世間的な知名度で先を行かれているSEKAI NO OWARIのFukaseくんとか。僕の周りにもそういう人がいっぱいいて、その人たちの音楽は死ぬほど好きなんですけど、本当は全部蹴落としていきたいんですよ(笑)。

でも、逆に、もし僕に憧れて音楽を志してくれる人がいるなら、僕に対しても同じように思ってほしい。「kzの曲は好きだけど、だからこそぶっ飛ばしたい」と。だから音楽って楽しいなと思うんですよね。

wowaka そういう存在が周りに増えていくと、絶対いいですよね。

kz そうですね。自分とリスナーだけでなく、その周りの人たちがいてこそシーンがつくられていくわけで。

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