kz(livetune)× wowaka(ヒトリエ)対談 ロックスターの不在と音楽の行方 (7/13ページ)
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ぽっと出の、よくわからないけど曲はいいな、みたいな人たちが。
享楽主義から多様性へ
──一方、EDMも世界中で流行を見せている中で、音楽性としてはかなり偏ってきているという議論が内部から起こっています。そういったところでも、必然的に享楽主義への偏りが出てきているのではないか思っています。
kz ライブに重きを置くっていうのは、たぶんEDMが流行る前からも音楽の傾向としてあったはず。
CDが売れなくなって、ライブでグッズを売ろうっていう現場主義的な流れは、昔Madonnaがライブでめっちゃ稼いだっていうニュースあたりから目立つようになった。
それを後押ししたのが、例えば「Tomorrowland」(2005年よりベルギーで毎年開催されている、世界最大級の野外EDMフェス)みたいなEDMの超すごいステージで。そこからEDMが「場」を楽しませる舞台装置に傾倒していったような気がしますね。
ColdplayとかU2とか。大きなスタジアムでみんなで歌ってみんなで感動してみんなで泣くっていう、いわゆる「シンガロング」なカタルシスを体現できるのは、ロックであれEDMであれ強いなって。
その場で盛り上がりを共有する感覚。それがネットの場合は今はInstagramで共有できる。だからロックの流行り方もEDMの流行り方も、根本は一緒だなってすごく思いますね。
wowaka 僕はEDMに関してはあまりわからないのでバンドの文脈でしか語れませんが、確かにロックシーンでも、いわゆる四つ打ちダンスロックみたいな、フェスで盛り上がるような音楽はひとつのトレンドとしてありますね。