kz(livetune)× wowaka(ヒトリエ)対談 ロックスターの不在と音楽の行方 (12/13ページ)
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「カッコいい音楽」と「楽しい音楽」
──最後に、今、具体的にやりたいことやビジョンなどはお持ちですか?
kz ちょっと前に「adding」っていう、ボカロではなくゲストボーカルを呼ぶ企画をやっていたんですが、それの進化版をやりたい。
ただ、日本は海外と違ってプロデューサー文化じゃないから、ボーカルがコロコロ変わると認識されにくいんです。
wowaka 歌っているボーカルの人にしか興味が向かないことが多いですよね。
kz そうそう。だから、たとえば僕とボーカルは固定したユニットで、あとは自由にメンバーを呼ぶような変則的な体制。その軸さえあれば、あとは何をやってもいいというのが打ち込みの自由度の高さですし。
もちろん、ボーカルだけじゃなくて、僕自身も矢面に立たなければいけないと思いますし……でも、僕だけだと、こういうインタビューでも真面目な話しかしないんですよね(笑)。「矢面に立たなければいけない」とか「殺気を持たなければいけない」とか延々と話してたら、小難しいやつだなって思われちゃいますよね。
だからもっと自分の楽しい部分を、アーティストとしても見せていかなければいけないなと。
wowaka それは楽しみだなー(笑)。
──wowakaさんはミニアルバムをリリースされたばかりですが、今後の目標は?
wowaka このアルバムもそうなんですが、さっき話したように享楽主義的な流れを経てマイノリティを救えるような地盤ができあがってきているし、最近はそこに対して自分や音楽を、すうっと当てはめることができるようになったんですよね。
その精度を上げていって、リスナーとの濃いコミュニケーションを取りたいと今は思っています。バンドとしての規模も上げたいけど、ちゃんとした「強さ」を持って規模を大きくしていきたいですね。