目の付け所がサイエンス。科学者たちが有効利用を考えている身近にある10のもの (4/7ページ)
中国の研究チームは、電気二重層コンデンサをペンインクでコーティングすることで柔軟で極薄の外層を作り、充電量を10倍にも高めてくれることを発見した。展性を持つコンデンサがウェアラブルな機器を可能にするかもしれない。何世代か先のiPhoneがiシャツになっている可能性だってあるのだ。
■ 5. 猫砂
2014年2月、米ニューメキシコ州の核廃棄物処理施設で警報が鳴り響いた。放射性廃棄物を詰めた200リットルタンクが破裂し、大気中に放射性物質を撒き散らしたのだ。数ヶ月がかりで突き止めた事故の原因は、誰かが猫砂の種類を間違ったことだった。
猫砂は猫の尿を吸収するが、放射性廃棄物をも吸収してくれる。1950年代まで、猫砂は砂や泥、あるいは灰などでできていた。だが、今日の猫砂は超吸収性の粘土で、優れた安定剤になる。放射性廃棄物のタンクの中にこれを混ぜることで、廃棄物と環境との反応を防ぐことができる。
問題の核廃棄物処理施設では、ある時点から環境に優しい有機性の猫砂を利用するようになったようだ。通常の猫砂と違ったのは、これが植物の繊維でできており、燃料としても優れていたことだ。そして、これを混入されたタンクは危険な時限爆弾と化した。幸いにも、漏洩のあったタンクは地下に保管されていたが、他のタンクは2重のタンクで補強せざるを得なくなった。
■ 4. レジ袋
レジ袋が与える環境への負荷については悪名高い。枯渇しつつある石油からできており、分解されるまでに10~20年の歳月がかかる。外へ捨てられた袋は、動物たちが飲み込んで、窒息の原因にもなる。