目の付け所がサイエンス。科学者たちが有効利用を考えている身近にある10のもの (5/7ページ)
一部の海では、プランクトンの6倍のレジ袋が漂っているという。
世界のレジ袋を削減するために、一部の国では買い物用レジ袋に課金することにした。だが、それでも結局は埋め立てられるレジ袋をどうすればいいのだろうか?
科学者たちはその有効な利用方を考案している。例えば、ここからディーゼル燃料を作ることができる。さらに、天然ガス、ガソリン、ナフサという溶剤、あるいはエンジンオイルや油圧オイルに転換することもできる。レジ袋は元来が燃料から作られているのだから、その80%までを戻すことができるのだ。環境や埋立地にとっては朗報だろう。
■ 3. イヌハッカ(キャットニップ)
猫を飼っている人の家なら、乾燥させたイヌハッカの玩具があるかもしれない。イヌハッカはシソ科の多年草で、マタタビのように猫を興奮させる物質が含まれている。これを一嗅ぎした猫は恍惚感から、まるで酔っ払ったかのように地面を転げまわる。
こうした反応を見せる猫はおよそ半数ほどだ。遺伝的な理由であるようだが、はっきりとはしていない。その理由が何であれ、イヌハッカを嗅いだ猫は、10分ほどこの世の至福を味わうか、「ニャ?」とそっけない態度をとるかのいずれかだ。
このハーブに反応する動物は何も猫だけではない。虫もイヌハッカの油分には敏感だ。ただし、猫とは反対に非常に嫌がる。2001年の実験では、ディート(虫除けに使われる化合物)よりも10倍蚊が嫌がることが判明した。また、2010年には、家畜を狙う吸血性昆虫にも同様に効果的であることが明らかとなった。
昆虫学者のクリス・ピーターソン氏によれば、イヌハッカにこれほどの虫除け効果がある理由は分からないそうだ。臭いかもしれないし、あるいは昆虫にとって刺激性があるのかもしれない。
残念だが、猫を惹き寄せると銘打たれた虫除け剤が登場するにはまだしばらく時間がかかりそうだ。