『ウォーハンマー』体験レポート前編 ミニチュアゲームの深淵な世界に触れた! (9/10ページ)
TRPGも遊びたくてもやってくれる人がいなくて、ルールブックを熟読してリプレイを読むだけで終わったり……という人がたくさんいました。最近はオンラインでセッションできるようになったので、状況は大分変わってきているのですが。
一方で『ウォーハンマー』はといえば、こちらはオンラインでやるのも難しいようです。相手側と自分側で同じミニチュアやテレインをセッティングするのが難しい、という物理的な問題もありますが、それだけでなく、『ウォーハンマー』にはコミュニケーションツールという側面があるためです。
ゲームが単に面白い、というだけでなく、さあ戦うぞ、となって、自分が塗装した自慢のミニチュアをフィールドに並べてみる、それで相手とお互いの塗りを評価し合ったりする、ミニチュアゲームはそういうところにも楽しみがあるわけです。彩色は個々人のオリジナリティの発露であり、独自のカラーリングに挑むのも、見本通りの彩色を追求するのも、軍団全体の完成度や雰囲気を求めるのも、全てプレイヤーの個性なのです。
ところであのでっかいの何?
架神 あの、さっきからずっと気になってたんですけど、あのデッカイのは何なんですか?
竹内 あれもウォーハンマーで使えるミニチュアですよ。『40K』の超大規模戦で出てくるやつです。
架神 えっ、このデッカイのと、小さなオルクたちが戦うんですか?? そんなの勝負になるんですか??
竹内 意外となりますよ。コスト制ですから。
ミニチュアには一体一体にコストが設定されており、小さなオルクなら一体のコストは10点ほどだけど、デッカイのは2000点もあるそうです。つまり、デッカイのと戦う際はオルクを200体(!)並べられるわけで、数の力で渡り合う感じになるようです。